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「creema」や「minne」で、可愛いアクセサリーを見つけちゃった♪
あれ…同じようなデザインでも、
素材によって安いものから高いものまで、けっこう幅があるのね…。
K14GF…GP…?
価格の違いで「K14GF」の方がいいのはわかるけど、どう違うの?
ハンドメイド販売サイトをみていると、「K14GF」や「GP (真鍮)」など、アクセサリーに使われている素材が書かれていますよね。
この「素材の違い」によって価格が大きく変わることがあります。
この記事では「K14GF」と「GP(真鍮)」がどう違うのかを、比較しながらご紹介します。
素材の特性を知ることで、より愛着をもってアクセサリーを身につけることができますよ♪
お気に入りのアクセサリーを長もちさせたい方や、これからハンドメイドアクセサリー作成を考えている方などの、参考になれば幸いです!
ジュエリーメーカー勤務経験者が解説します◎
K14GFとは?
K14とは「金が約58.5%含まれた金属」を表しています。
K14の隣についている「GF」という記号は「ゴールドフィルド」=「金張り」の意味です。
つまりK14GFとは、「K14で金張りされた金属(真鍮)」のことです。
K14GF (ゴールドフィルド)=ベースの金属※ にK14を金張り(コーティング)した金属
※ベースに使われる金属は、主に真鍮やシルバーが使われています。
ちなみに、ジュエリーで使われる素材の「K10」は約41.7%、「K18」は約75%の金が含まれているわよ♪
参考元:日本ジュエリー協会(22/10/12)
K14GFとGP(金メッキ)の違い
K14GFは、ベースの金属(真鍮)にK14でコーティングしたものなのよね?
金メッキとは違うの?
「GF (ゴールドフィルド)」と「GP(ゴールドプレーデット)」は、名前は似ていますが違うものです。
金メッキは「GP (ゴールドプレーテッド)」と表記されています。
同じように金でコーティングされたものですが、大きな違いが主に2つあります。
それは、「金の厚み」と「加工方法」です。
金の厚みと加工方法
種類 | 金の厚み※ | 加工方法 |
---|---|---|
K14GF(ゴールドフィルド) | 総重量の5% | K14とベース金属の境界面に、熱と圧力を加えて原子レベルで結合させる |
金メッキGP(ゴールドプレーデット) | 0.175~20ミクロンまで | K10以上の金を溶かしたメッキ液にベース金属を浸け、電気分解で表面に被せる |
・K14GF=重さが約1gの指輪の場合は、0.05%分がK14になる(金の厚みは重さによって変動する)
・GP (金メッキ)=金箔が0.1ミクロンの厚さなので、金箔1〜200枚分くらいの厚みになる
K14GFの方が厚みがある
K14GFの方が、GP (金メッキ)と比べて約100倍金の厚みがあるそうです。
金の厚みがある=金の量が多いのは「K14GF」となります。
1ミクロン=1/1000mmだそう。ミクロンの世界…興味深いわ!
K14GFとGPのメリット・デメリット
K14GF
- 金張り(コーティング)が剥げにくい
加工によって金属同士を原子レベルで結合しています。
そのためコーティングが剥げにくく、錆びに強いと言えるでしょう。 - アレルギーが出にくい
金の層が厚いため、比較的アレルギーが出にくいとされています。
※アレルギーは個人差があり、一概に安心とは言えないため注意が必要です。
GP(金メッキ)
- 価格が安い
被せている金の層が薄い=金の量が少ないので、その分リーズナブルになります。 - 衝撃や摩擦に弱い
金の層が薄いため、摩擦や衝撃に弱い一面があります。
長く愛用するために、着用時には注意を払いましょう。
ぶつけたり、引っ掛けたりしないように気をつけなくちゃ!
まとめ
今回は、ハンドメイドアクセサリーでよく使われている素材「K14GF」と「GP (真鍮)」の違いをご紹介しました。
よく似ている「K14GF (ゴールドフィルド)」と「GP (ゴールドプレーデット)」ですが、それぞれに一長一短がありました。
- ベースの金属(真鍮)をコーティングする「金の厚み」と「加工方法」が違う
- K14GF=◎コーティングが剥げにくい
×アレルギーは出にくいが、注意が必要 - GP (金メッキ)=◎比較的安く手に入る
×衝撃や摩擦に弱い
素材の特性を知ることで、アクセサリー選びがもっと楽しくなりますよ♪
価格やアレルギー面などを考慮しつつ、自分に合ったアクセサリーを選んでいきましょう!